2015年3月12日木曜日

日本の生活と五行

先月、中国では春節(旧正月)のお祝いがなされ、日本でも報道されたり、それを意識した観光客向けに商品が売られたりしましたよね。

旧正月は、十二支でいえば、寅、それは、五行でいえば、木の始まりであり、同時に火の生気の始まりなので白馬節会などの旺気の馬を登場させます。数日前は地元の加治木町では馬踊りがありました。

また火気のはじまりとしての寅は火事の元なのでそれを水気の始まりとしての申(猿)で止めています(猿回しなど)

日本の風俗一つ一つには背景にこういった陰陽五行説による意味があるようです。

中国から輸入された五行の理論がどれだけ日本に影響を与えてきたのでしょうか。

鹿児島市の金生町 の由来も五行説から来ているそうです。

金生町、昔は「木屋町(きやまち)」と呼んでいました。
木屋町から金生町に町名を変えたのは、文政12年のことでありました。

『島津秘譜』という本に、昔水戸藩に「木町」という町があったそうです。
その町ではしばしば火災が起こるので、これを防ぐために「五行の説」に従って「金の町」としたとあります。
鹿児島城下でも火災が絶えない時期があったため、水戸藩の例にならって金生町としたようです。

ブログ鹿児島ぶら歩きより

http://burakago.seesaa.net/article/290422332.html

火を強化する木気を金の五行は剋す、つまり、弱めるのです。

おもしろいですね。