2015年2月21日土曜日

五行説とからだ

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五行説をご存知でしょうか。

万物は、火、土、金、水、木の五つの性質に分類できるという中国から伝わったとされる理論です。

五行には、相生と相剋という関係がありまして、相生とは、火は土を生かす(強める)、土は金を生かす、金は水を生かす、水は木を生かすというような五行の中でのサポート関係です。

相剋というのは、火は金を剋す(弱める)、金は木を剋す、木は土を剋す、土は水を剋す というような、五行の要素を弱める関係です。

喫煙は肺によくないということを五行説から説明すると、タバコの煙は苦いゆえに、火の要素に属します。金の要素に属す肺を剋します。

アルコールは肝臓に悪いのは、アルコールが辛い味に属するからです。それは、金に属し、木である肝臓を剋します。

甘いものを食べすぎると腎臓を悪くするのは、甘い味は土に属し、土は水の五行に属する腎臓を剋するからです。

心臓に問題があるときは塩分を控えろというのは、塩は水に属し、火に属する心臓を剋するからです。

たくさんの人をみてきまして、どうやらこの五行説は、からだの不調に関しては、ほぼ正確な視点を与えてくれるということに気が付きました。

何年か前、息子が甘いものを食べすぎた翌日、息子の左側の腎臓が弱っていることに気が付きました。また施術にいらっしゃる方をみていてもその傾向があります。

またコーヒーを過剰に飲む方が、肺や大腸を悪くしているのもその通りでした。コーヒーは、苦いので火の五行に属します。金の要素に属する肺や大腸を剋してしまうのです。

五行説を調べていくうちに、万物は常に互いを生かしあいながら流れ続け、美しいバランス(調和)の関係を築いてこそ万事うまく流れるということを改めて理解しました。

過剰な要素はバランスを崩し、からだや家屋、社会の秩序を乱してしまいます。