全く有名ではないと思いますが、最近の漫画の中で大変印象に残ったものをご紹介します。
「天智と天武」(小学館)です。
昨年ビッグコミックスで連載が終了しました。
タイトルの通り、飛鳥時代、いずれ天皇(天智天皇と天武天皇)となる兄弟の大海人皇子と中大兄皇子の物語です。
大河ドラマよりも大胆な解釈に基づいた漫画ですが、後々調べてみると、あながち無視できない説によった流れで、読後もいろいろと考えさせられる漫画です。
絵がきれいで美しく、毎回引き込まれるストーリー、さらに教科書ではほとんどイメージできない飛鳥時代の壬申の乱などのエピソードがリアルにわかるようになります。
歴史が苦手な学生から、歴史好きな大人まで、楽しめます。
最近では数少ないクォリティーの高い傑作漫画だと思います。