2017年2月26日日曜日

陰陽五行説から薬というものを



あくまで雑感のレベルでの話ですが、陰陽五行説の考え方を基に「薬」というものを見ていくと上手な付き合い方のヒントがみつかるかもしれません。

西洋薬で救われている方が多くいらっしゃるのは事実ですし、薬という無数にバリエーションがあるものを、粗削りにひとまとめに語るのは、無謀なことだということは承知しています。

私は、根っこからの自然療法家の家庭で育ったので、西洋薬をいかに避けて、身体を養生するかという知識と考えを植え付けられて育ちました。

お陰で、大変病院嫌いな性格になりましたが、家庭を持ったこともあり、また、病院や薬というものを自分の身体で理解しないといけないと感じ、いつしか、機会があれば、病院へ行き、薬も捨てずに、自分で実際に飲むように心がけてきました。

そんな中、ある時、頭痛があるときに、市販薬を飲んでみました。すぐに身体が冷えていき、沈静化し、しばらくしたら症状が緩和していくのを感じました。

その時、薬というものは「陰性」のものだとはっきり実感しました。

その時は、身体が「陽性」に傾いていてバランスを崩していた状態だったので、そういう意味でも、身体やメンタルな部分がクールダウンし、落ち着いた気がしました。

西洋薬=「よくないもの」という私の根っこに深く植え付けられた見方が、薬をあるがままに見ることを邪魔していたということに気が付きました。

西洋薬は一般的には大変「陰性」に傾いた性質を持っています。

大変「陰性」の傾向が強いため、付き合い方が難しいのです。

それは、「即効性」を求め続けた現代の弊害かもしれません。

急速に陰性に身体を持っていくので、続けて飲み続けると、身体のバランスをどんどん崩していくことになりかねません。

薬を常用しすぎて、陰性に傾きすぎた身体は、病にかかりやすい病弱な性質をもつかもしれません。

薬によってはその傾向が、やや弱く、常用しても大丈夫なものもあると思います。

五行の見方からしたら、薬は「白色」で一般的に「苦い」味をしています。

「白色」は、「金」の五行をあらわします。

「苦味」は、「火」の五行です。「金」は「木」を剋し、また「火」は、「金」を剋します。

よって、西洋薬の過剰摂取は、「木」に属する肝臓や胆のう、「金」に属する肺や大腸に悪影響を与える可能性があります。


出典 www.behappiness.jp/


中国や日本の伝統的な知恵である、陰陽五行的な見方をしたら、バランスを考え、西洋薬との自分にあった付き合い方が見つかるかもしれません。

陰陽五行説とは、すべては、相関関係によって、影響しあい、移り変わるという法則をうたっている考え方です。

影響しあいながらも、「バランスのとれた調和の状態」をよしとし、極端にある要素が偏ると、どのような影響があるか明快に説明したものです。

「過剰に」あるものを採り入れると、当然の結果として、ひずみが生じ、バランスが崩れます。