2017年11月5日日曜日

ミントの歌



実際には、あまり活用していないのですが、(西洋の)ハーブのことを思い浮かべると、ワクワクするのは、私だけでしょうか?

手元に「西洋中世ハーブ辞典」というものがありますが、これを読むと、どれだけハーブがヨーロッパの人々に愛され、活用されてきたのかがわかります。以下引用

ミント

『9世紀の著作者が言うには、ミントの種類の多き事、あたかもバルカン(ローマ神話に登場する火と鍛冶の神)の溶鉱炉から飛び散る火の如くである。中世ではミントの効用は、その種類と同様に多かった。肉料理、オムレツ、サラダの数えきれないほど多くのレシピにミントが記されている。ミントは床にまきちらされたほか、凱旋式のときには、往来にもばらまかれた。『バンクスの本草書』によると、ミントを歯に擦り付けると「口内に甘くてさわやかな香りがひろがる」。ミントを湿布薬として使うと「面疔」も治る。
ミントは歯痛に効くほか、嘔吐の防止にも使われた。「ミントを頻繁に食べていると体内の寄生虫が駆除される」。』

庭にはいくつかの種類のミントを植えていますが、ミントは香りをかぐだけで一瞬で「元気」になる魔法のハーブです。私が大好きなハーブの筆頭です。