パナソニックの創設者、松下幸之助氏の精神を基に発行されているミニ啓蒙雑誌です。
コンビニに寄った際についつい開いてみてしまいます。
今置かれているPHPには、女性で登山家の田部井淳子氏のエッセーが載っていました。
中国チベット最高峰シシャパンマの登頂のお話です。
中国当局からやっと許可をもらい現地入りできることになったものの、一人当たり1980年当時で200万円台の出費、ディレクターの勝手な行動や様々な予想外のトラブルに見舞われながらあるガイドさんからのアドバイスをきっかけにこの体験は人生に必要な「スパイス」だととらえ、胸が「スー」と楽になったお話が載っていました。
田部井氏はもう亡くなられていますが、その勇気ある生き様に惹かれ今でもファンがたくさんいらっしゃるそうです。
PHPには、誰でも知っている有名芸能人やスポーツ選手の赤裸々な苦労話やそれを乗り越えたエピソードが載っていますので、大変面白く、また、誰からも羨まれるような立場の人たちでも、長い苦難と努力の期間があったということを知ることができます。
コンビニ世代な私は、コンビニの雑誌で今の流行を知り、いつもそこにあるPHPで励まされ、癒されてきました。